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2025年8月18日 (月)

久しぶりの「くさや」

お墓参りに来ていた横浜在住の娘1にお土産の無心をしていました。こちらでは買えない魚の干物「くさや」です。あちこち探したけどなくて、結局ネットで注文したようで、結構値が張ります。12日に到着したけど、「私たちが帰ってから焼くこと」の条件付きでお預けを食らっていました。

関西の人にはなじみがありませんが、伊豆諸島の特産品でトビウオやアジを「 くさや液」と呼ばれる魚醤に浸けた後、天日干ししたもので、焼くと独特の臭気を発します。
「西の鮒寿司、東のくさや」は匂い物の横綱格で、乳酸菌の働きで発酵させることで、材料の旨みを引き出し保存食になります。

くさや独特の匂いとは、私たちの年代では身近にあった「肥え溜め」の匂いに似ていると言われます。食べたことがない人、臭覚センサーが過敏な方には、蛇蝎のごとく嫌われます。
ただ、独特のうま味が酒の肴としてうってつけで、その個性ゆえに一度食べると病みつきになります。

伊豆大島くさや食べ比べ4枚セット
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ムロアジ
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トビウオ
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さっそくビールのあてに & 焼酎にもバッチリ
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焼くとき、食べるとき、付近に「人がいない」のをお勧めするのは、その独特な匂いが苦情の元となるからです。
友人で絵描きの小山譲 君は東京暮らしが長く、「くさやを焼くときは、向こう三軒両隣に触れをだし、了解をもらって窓や扉が閉まったのを確認するのが礼儀」と言います。幸いこちらは田舎町で向こう三軒両隣には相当距離があるので、こっそり焼かせてもらいました。
焼いている途中、普段めったにお目にかからないハエが2匹飛んできました。

久しぶりにくさやに出会った感想は、「???あまり匂わないなぁ」「こんなにくせがなかったかなぁ」でした。
歳を取って私の臭覚がマヒしてきたのか、くさや自体がマイルドな味に進化したのでしょうか?
そういえば初めて飲んだ時、臭くて閉口した芋焼酎ですが、今はマイルドすぎて物足らず、だんだん濃くして飲むようになりました。
経験と学習を重ねて得る「慣れ」とは恐ろしいものです。人はこうして未知なるものを取り込んできました。

いっぺんにいただくのはもったいないので、半分は、ジッパー付きビニール袋を2重に包んで冷蔵保存しておきます。焼いた半分は、ビンに入れて厳重に蓋をして明日いただくことにします。

2011年東京出張の際、上野のアメ横近くの居酒屋で体験した「くさい仲」の記事をクリックしてご覧ください 
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