竹馬の友との別れと絶筆
竹馬の友とは子供のころから親しい友をいいます。
隣村に住む友人で絵描きの小山譲君が昨年10月に亡くなりました。1年半前に脳梗塞で倒れ療養中にガンを発症し、治療の甲斐なく丹波の病院で78歳の生涯を閉じました。
彼とは府中幼稚園、府中小学校、府中中学校、豊岡高校の同級で13年間一緒でした。おまけにお互いの叔父・叔母が結婚していることで、遠い親戚にもなります。
高校卒業後浪人生活を送る中、東京にいること以外連絡が取れず行方知れずとなって、20年以上も経って帰郷してきました。
好きな絵を独学で学び絵描きとして生計を立てると聞いて驚いたものです。私のブログには2009年 「小山譲 秋の作品展」から登場します。
2010年には個展直前に漏電事故で自宅とアトリエを焼失させ、家や作品・画材などすべてを失いました。
翌年には「アトリエ小山の再興」をはかり、以後画業もまずまずのようでした。
存命中は月に2度は訪れて、情報交換したり、運転ができない彼の雑用を引き受けたりしていました。
そんな縁もあり彼の作品を何点か購入して、玄関や居間に季節にふさわしいものを掲げることにしています。
気に入っているのは、我が家から西に広がる高生平野と大岡山など山並みを描いた冬景色です。
居間の油彩画(冬バージョン)

彼が言うには「掛け軸と同じで春夏秋冬、季節にあった絵を掛け替えて楽しんで欲しい」そうです。
いまは絵額を取り換えるたびに、亡き友とのむかしを偲んでいます。
絶筆:上郷橋と円山川・河畔林と山並み(S家所蔵)
昨年「大切な山の友と竹馬の友」のどちらも失いました。
油絵制作と購入の仲介の労を取った私ですが、昨年6月に納品され、絶筆となった50号の油絵を勝手ながら紹介します。
上郷橋を中心に手前から左奥に広がる河畔林、奥にゆったりとした山並み、手前に清らかに流れる円山川。どちらも私たちが生まれ育った故郷そのものです。






































